こんばんは!
ヴォイス道トレーナー 折笠マリコです。
さて、今回は
「自分の声を録音してみよう」
というお話。
早速ですがご自身の声、
録音して聞いてみたことがありますか?
「初めて自分の録音した声を聞いた時、
変な声で愕然とした」とよく聞きます。
「自分の声を好きな人なんているんですか?」
なんて言っていた方もいました。(^^;
これは切ないですねー。
録音した機器によって
高い音がカットされていたり
音が悪いこともありますが、
少なくとも自分が
自分の耳で聞いている自分の声より
録音した声の方が
他人が聞いている声に近いです。
録音した声を聞いて、
どんなに自分が
「これは自分の声じゃない!」
と思っても、周りの人は
「これはいつも聞いているあなたの声ですよ!」
と言うと思います。
あなたがもし、一度も自分の声を
録音して聞いたことがないとしたら
「鏡を見ないで人に会いにいく」
ようなものです。
特に、ここぞ!という時、
面接やプレゼンなど
自分や商品をアピールしたい時に、
自分の話し方が
相手にどんな印象を与えているか
知らないで、アピールできますか?
声も身だしなみの一つと
考えている人も多いです。
・お酒飲み過ぎた。
・前日はしゃぎ過ぎた。
・遅くまで起きてて寝不足だ。
なんていう生活態度も
しっかり声に出ます。
声は自分が思っているよりも
日常の生活態度や体調も
バレバレですから注意しましょう。
先ほども言いましたが
自分の声は自分の頭蓋骨などに
響いてしまうため
他人が聞いているであろう
自分の声を聞くことができません。
そして自分の喋りが聞く人に
どのような印象を与えているか
喋りながら客観的に受け取るのは
難しいと思います。
喋りながら客観的に
受け取れるようになるには
録音して聞くを繰り返すことで
自分のイメージとのすり合わせを
可能にします。
これは歌う技術と似ています。
歌は「再現性」の能力を
多く使います。
曲を聴いて
同じ音の高さや長さに
合わせて歌う(再現する)
技術です。
もともと歌が上手い人は
録音をしなくても
この能力に長けているとも
言えますが
歌が上手くなるにも
自分が出したい音程で出せているか、
出したい音の高さまで届いているかを
録音して客観的に聞くことで
再現性も高まってきます。
そして改善するためには
まずは現状を知ることです。
私もその昔
コールセンターに勤務していた時
自分の応対を録音して
聞かせてもらったことがあります。
声質自体は歌を録音することで
何度も聞いたことがあったのですが
自分の喋りを録音したのを
聞いたことはありませんでした。
初めて聞いた時の自分の喋りは
テンポが遅く、言葉が間延びして
ふわふわとしていて
なんだか頭が悪そうな感じで
愕然としたのを覚えています(汗)
本当に、「自分のことは
自分ではよくわからない」
ということを実感しました。
しかし、自分の喋りを
客観的に聞いて
状態に気づくことができれば
あとは改善するだけですから
「録音して聞く」という方法は
とても効果の高い改善方法の
一つです。
そしてこの「聞く」にも
「聞く」「聴く」「訊く」
があります。
この「聞く・聴く・訊く」は
それぞれ「心の態度」が違います
意味は自分で調べてみてくださいね!
その方が身になります。
この3つの「きく」で
自分の声や喋り・歌を
聞いて見てください。
まとめ
「自分の声・歌・喋りは録音して
聞いて・聴いて・訊いてみよう!」
でした。
試してみてくださいね。