こんにちは!
ヴォイス道トレーナーの折笠です。
今回はボイトレ準備編①声帯を感じてみる
に続き、ボイトレ準備編第二弾。
声を出す時や歌う時に必要な筋肉、
横隔膜についてお伝えします。
横隔膜…身体を横に隔てる膜ですね。
wikipediaには胸腔と腹腔を分ける膜と
あります。
写真を添付しましたので
場所を確認してくださいね。
この写真、フリー素材から見つけてきて
背骨側の赤いピロピロや肋骨の構造が
若干気になりますが(汗)
とにかく横隔膜がどの辺にあるかを
知ってもらえたらいいです。
横隔膜はちょうど肋骨に沿って
ドーム状になっています。
息をたっぷり吸うと
横隔膜が下がって
胸郭、肺が拡がり
内臓が押し下げられるため
お腹が膨らみます。
息を吸ってみましょう。
横隔膜のありか、
わかりますか?
しゃっくりの時、
痙攣を起こしているのが
横隔膜です。
声を出して笑った時に
プルプル揺れるのも横隔膜です。
クスクス笑いしかしない人は
わかりづらいかもです。
あまり笑わない人、
あまり喋らない人、
緊張しやすい人などは
横隔膜、
硬くなってるかもです。
硬くなってると
呼吸もしづらいです。
この横隔膜、
歌う時、大きな声を出す時にも
頼りになる筋肉なので
大事です。
歌のビブラートでも
横隔膜でかけるビブラートが
一番自然で心地よい波を
もたらします。
声を出す時、歌う時には
この横隔膜があるみぞおち辺りが
リラックスして
力が抜けていることが理想です。
そうすることで
声に心地よい響きが生まれます。
低音が心地よく
深い響きを持っている
歌手の方の中には
生で声を聴くと
まさに「五臓六腑に染みわたる」
響きを持っている方がいます。
声・音は「振動」なので
同じ空間にいると共鳴します。
だから緊張して筋肉が
硬くなっている身体から出た声は
聞いている人にもそのまま
しっかり伝わってしまいます。
五臓六腑に染み渡るような
素晴らしい響きを作るには
呼吸が深いということだけでなく
身体の内側の力が抜けていること。
そのために日頃から
呼吸法をすることで
しなやかな横隔膜を作り
いい声の準備をして頂く
その方法をお伝えするため
定期的に開催しているのが
発声の呼吸法ワークショップです。
笑うことは横隔膜を緩めるのに
オススメなんですが、
声帯に強い息が
頻繁にかかってしまうのは
声によくないので
呼吸法をすることや
ストレッチで横隔膜を
ほぐしていきます。
ワークショップではまず
しっかり身体を緩めるので
ご自身の身体の内側の状態に
敏感になります。
それまでの呼吸の深さとの
違いを実感して頂くと
ご自身の身体への意識が高まります。
前々回、逆流性食道炎で
声が出づらく困っておられた方に
参加して頂きました。
ちなみに逆流性食道炎が
ひどくなると胃液で
声帯が焼けてしまうそうです。
うまく声帯が閉じなくなって
声が出づらいということでしたが
受講後、「すごく身体がラクになった」
また後日には声の調子がよく、
「驚くほど手ごたえを感じた」との
レビューを頂きました。
呼吸をうまく使えれば
声帯への負担を減らす
発声法ができます。
また基本的には発声のため、
呼吸をしやすくするために
身体をほぐしていますが
楽器を演奏されている方、
この方は定期受講されていて
「腱鞘炎で頻繁に整骨院に通い、
ドクターストップがかかるほどだったが
呼吸法WSに定期的に参加することで
行く頻度がどんどん減ってきた」
という声も頂きました。
嬉しい限りです!
呼吸法WSは日頃やってほしいことで、
ボイトレをやるより重要とも言えます。
しかもリーズナブル。
それにポイント制で
貯まると個人レッスンが
無料で受けられる!という
こんな大手企業みたいな
サービスをやってしまってます。(爆)
あまり大人数来られたら
逆に困るので
そのうち値上げや
システム変更しないと
いけなくなると思います。
というわけで
私の気が変わらないうち、
今のうちに一度、
受講してみてくださいね。
本当にオススメですよ。
※ワークショップは少し形を変えてもうすぐ開催予定です
2024年5月11日追記