こんにちは!
ヴォイス道トレーナー 折笠マリコです。
今回はヴォイス道のトレーニングが
身体のトレーニングを重要視している理由を
お伝えします。
ボイストレーニングといっても
話し声なのか、歌なのか、色々ありますよね。
細かく分けると実は色々あるので
スクール選び、先生選びは難しいですよね。
例えば、私が昔、歌のレッスンを受けていたアフリカ系アメリカ人の方に
「根本的な発声は教えないから他で習ってきて!」と言われていました。
その方は、「歌唱のためのテクニック」
のみを教えてくれる先生だったわけです。
歌のレッスンというと一般的に
歌いたい曲を練習してきて
先生の前で歌い、直してもらう
というパターンが多いです。
その場合、基本的な発声から
直してくれるということはありません。
だから上手くなるのに
結構「時間」がかかりますし
時間をかけるのが狙いでもあります。
簡単な発声練習をしてくれることも
ありますが
先生のピアノに合わせて
「あ〜」とか和音の「あああああ〜」とかで声出しをするとかですね。
時々、その前のウォーミングアップとして体操したりストレッチしたりするところもあると思います。
しかし、基本的に
ボイストレーニングやスクールは
〇〇分〇〇〇〇円という「時間制」
ウォーミングアップは自分でやらないと!というところがほとんどです。
私もいろいろなトレーニングを受けていますが呼吸法などのトレーニングを
やってくれているところ以外は
ほとんど、いきなり声出しです。
もちろん、自分でアップする、
例えば、レッスン場まで走っていくとか
レッスンの前に別の場所で声出しをするとか
本当は必要だったりします。
例えば朝起きてすぐ
声って出ないですよね?
声も運動ですから
ウォーミングアップが必要です。
声って意外に「文化系」の
カテゴリーに思っている方多いですが
完全に「体育会系」ですよ!
ちゃんと喋ろうと思ったらそうです。
歌だったら「体育会系」の
イメージあるでしょうか。
歌でもボサノバとか
大きな声を出さないで歌う
唱法もありますけど
確かにマイクがあって
軽いお喋り程度でよければ
そんなにウォーミングアップは
必要でないかもしれません。
しかし、声をしっかり使う
歌手、演劇、応援団、教師(特に低学年の)広めの会場での講師、情熱的なスピーチ、
など声の熱量(エネルギー)を多くするにはそれなりの呼吸力と筋力が
必要になことはわかりますよね。
声を使うそれぞれの方の
声の出し方、使い方によって
トレーニングの方法が違います。
ヴォイス道では
声のコンディションの重要性、
声のトラブルを防ぐこと、
声を良い状態に保って
長く健やかに自己表現を続けていくことを重要視しています。
何をするにも身体が資本ですから。
声が出なくなってからでは遅い。
声は替えが効かないから
大切に扱うことが重要です。
ヴォイス道の個人レッスンでは
1レッスン90分という長い時間をかけ
声を出すための「身体の状態」を
丁寧に見ています。
これは私自身がボイストレーニングを
受けていた時にもとても必要だと
感じていたことだからです。
声を出す前、運動の前には
しっかりリラックスをすることが
実は脳にも重要なこと。
前頭葉など色々考え事をしてしまう
脳を休ませ、トレーニングするのに必要な脳幹を目覚めさせるためには
まずリラックスが必要です。
そうすれば習ったことが身につきやすく
とても効率的にレッスンが捗ります。
人を励まし、勇気付け、
人の人生を変えるほどのパワーがある声の力。
いつでもどんな時も
最高のエネルギーを発揮してくれる
声でいたくありませんか。
そのためにヴォイス道では
声の楽器である身体のコンディションも
しっかり整えていきます。
身体の無駄な力が抜けると
本当にいい声が出てきます。
できれば皆さんに自分の
一番響く最高の声を聴いてみて頂きたいと思っています。