
こんにちは。こんばんは。
ヴォイス道トレーナーの
折笠マリコです。
「自分は歌の才能がないから」
そう思って、歌うことを諦めてしまっている人はいませんか。
上手く歌えない本当の理由は、才能の有無ではなく、実はもっとシンプルなところにあります。
それは、「どうすれば声が思い通りに出るのか、まだその方法を知らないだけ」ということです。
歌は「感覚」の前に「運動」である
歌というと、どうしても「センス」や「感性」といった、目に見えない感覚的なものだと思われがちです。もちろん、表現において感覚はとても大切です。
けれど、その手前にあるのは、歌う動作も「運動」であるということです。
例えば、ピアノを弾くときに鍵盤を叩く指の動きや、自転車に乗るときのバランスの取り方などと同じ。
歌もまた、発声の筋肉をどう動かし、呼吸をどうコントロールするかという、具体的な「身体操作」の積み重ねで成り立っています。
例えば「高い声を出したい」と思うとき、身体感覚で「出ない」と感じたら「無理だ」と、そこで諦めてしまうかもしれません。
このときの「諦める」は、飛んできたボールに対して、少し頑張れば手が届くのに「届かないや」と動く前に決めてしまう感覚に似ています。
つまり、届くための動きを知り、練習すれば、できるようになるということ。
声の出し方も、息のコントロールも、「どうしたらいいか」がわかって実践すれば、体は必ず応えてくれます。
自分の体という楽器の「説明書」を持つ
もし今、あなたが「上手く歌えない」と感じているとして、もしやり方がわかったのならどう感じますか。
「やり方を知っていたらできるかも」、と思いませんか。
ただ、自分の体という楽器を操作するための「説明書」が、まだ手元にないだけなのです。
* 息をどんなふうに吸うのか、吐くのか
* 声をどのように出していけばいいのか
* どのようにリズムに合わせたらいいのか
こうした「どうしたらいいか」という具体的な動作が分かれば、体は驚くほど素直に応えてくれます。
「わからない」という不安が、「こう動かせばいいんだ」という納得に変わったとき、声は自然と自由になります。
運動としての基本が整って初めて、私たちは自分の「感覚」や「個性」を、声に乗せて楽しめるようになるのです。
霧が晴れる瞬間を楽しみに
新しいスポーツを習うときのように、まずは歌うときの体の使い方を知ることから始めてみませんか。
「そうか、こうすればよかったんだ」
その気づきが一つ増えるたびに、歌うことへの心理的なハードルは少しずつ下がっていきます。
努力や根性で自分を追い込むのではなく、自分の体と対話するように、その仕組みを紐解いていく。
もちろん練習は必要ですが、本当は歌いたいのに、やり方がわからないまま放置するよりずっといいですよね。
「どうしたらいいか」を知ることは、あなたが本来持っている声を解放してあげるための、一番の近道です。
うちの生徒さんたちは、やり方をを覚えてどんどんレパートリーを増やしています。
あなたの自分の声の取扱説明書を作ってみませんか。